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Chapter.20 WebDAVのセキュリティー管理


共有スペースが出来たら、次はアクセスできる人を設定する必要があります。
アクセスできる人が1人、または1つのアカウント(IDとPASS)で管理する場合はグループの作成は必要ありません。友達数人や自分が会社と自宅でデータ共有するだけという場合はこの方法でもかまいません。
ユーザーが複数で個別に管理したい場合(ユーザーが途中で抜けることが考えられる場合など)や、共有フォルダを複数設置し複数のグループで共有場所を利用する場合はグループ設定をします。
単一IDの場合はこちらに移動してください。

「スタート」→「マイコンピュータ」を右クリック→「管理」をクリックして「コンピュータの管理」を表示します。
さらに、「システムツール」→「ローカルユーザーとグループ」→「グループ」を開きます。

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右リストの空白部分を右クリックし(左リストのグループフォルダを右クリックでもOKです)、「新しいグループ」を選択します。

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「グループ名」・「説明」を適当に入力します。「グループ名」は半角英数で、「説明」は普通に管理しやすい文章を入力します。私の場合、「グループ名」に「fs」、「説明」に「FileShare用」と設定しました。
所属するメンバの欄は今から追加するので空白のままでOKです。出来上がったら下の「作成」・「閉じる」をクリックし、右リストに名前が追加されたことを確認します。
グループが出来たらメンバーを設定します。

グループフォルダの上の「ユーザー」を開きます。
右リストの空白部分を右クリックし(左リストのユーザーフォルダを右クリックでもOKです)、「新しいユーザー」を選択します。

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グループの設定とほぼ同じですが、「ユーザー名」と「パスワード」は半角英数で、「フルネーム」と「説明」は管理しやすい文章を入力します。
さらに、「ユーザーは次回ログイン時に〜」のチェックをはずします。すると、下の2つの選択肢がチェック可能になります。選択可能になった2つの選択肢にチェックを入れます。

作成例
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出来上がったら下の「作成」・「閉じる」をクリックし、右リストに名前が追加されたことを確認します。
単一IDで設定する場合はこちらに移動してください。

出来上がったユーザーをグループに入れましょう。
グループへの追加は「グループ」・「ユーザー」どちらからでも行えます。今回はユーザーからグループ設定をします。
設定したユーザー名を右クリックし「プロパティ」を開き、「所属するグループ」タブを開きます。
下の「追加」をクリックします。

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「選択するオブジェクト名〜」の所に「グループ名」を入力します。「名前の確認」をクリックすると自動的に「"サーバ名"\"グループ名"」の形に変換されます。
もし、エラーメッセージが出た場合はグループ名の入力間違えなどが考えられます。再度確認してください。
設定したらOKをクリックします。「所属するグループ」にグループ名が追加されたことを確認してください。
また、デフォルトでは「Users」グループに所属していることになっています。不必要であれば削除してもかまわないでしょう。


ユーザーの設定が出来たら次は共有するフォルダにアクセス権を設定します。
設定をするためにプロパティの表示を詳細表示にします。
適当なフォルダを開き、「ツール」→「フォルダ オプション」→「表示」タブで「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」をオフにします。

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共有フォルダを右クリックし、プロパティを開き、「セキュリティ」タブをクリックします。
「グループ名またはユーザー名」の「追加」をクリックします。
「選択するオブジェクト名〜」の所に「グループ名」または「ユーザー名」を入力します。「名前の確認」をクリックすると自動的に「"サーバ名"\"グループ名またはユーザー名"」の形に変換されます。
もし、エラーメッセージが出た場合はグループ名またはユーザー名の入力間違えなどが考えられます。再度確認してください。
設定したらOKをクリックします。「グループ名またはユーザー名」にグループ名が追加されたことを確認してください。
さらに、下のアクセス許可を設定します。今回はファイルサーバ形式の構築ということもありフルアクセス設定にします。
「フルコントロール」の「許可」にチェックを入れ「OK」をクリックします。

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もちろんですが、閲覧専用の資料等、書庫的用途が必要であればフルアクセスではなく他のアクセス権を与えてください。
書庫的用途の場合、上記状態だと、自分も閲覧のみになってしまいます。自分だけアカウントを分けるかLANのファイル共有設定をする必要があるので注意してください。

設定が出来たら実際アクセスしてみましょう。

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